アフガニスタン どんなところ
最近話題のアフガニスタン。
アメリカ軍の撤退により、わずか数日でタリバンによる制圧。
今後どうなるのか、女性の学校や仕事への禁止、国際関係やテロ、気になるところだ。
こちらの本は、2002年に発行されたものであり現在とは異なる部分も多数あるかもしれない。
が、旅することの楽しさ、緊張感、体調管理等自身の経験と重ねながら読むと現場にいる感覚になれる。
アフガニスタン領空では、空路は危険とのこと。
陸路でパキスタンから入国。
乗り合いタクシー?(日本で廃車まじかの日本語ロゴ入りの商用車)で主に移動。
※ちなみに日本人客だけで乗ってるのも非常に襲われやすく危険が伴う。現地ドライバーも道が悪すぎて迷うこともよくある。
鋪装された道はごく一部で、時速20km程で進むため非常に時間がかかる。
悪路の為、身体が跳ね右往左往し、さらに何度もパンク。
そして、砂にタイヤがとられ身動き取れなくなることも多い。
自力では抜け出せず、後続の車が通るまで数十分と灼熱の炎天下で待たなければいけない。
その中で、1.5Ⅼの水もすぐになくなり脱水症状になり何とか途中の河で給水。
…のちに悲劇が。
暑さと、身体の痛みと下痢を伴いながら宿探し。
45ドル、60ドル等宿泊施設も多くないので非常に高い。
値切って35ドルで泊まっていたが、体調が悪くなるにつれその交渉気力もなくなっていく。
ジャララバード、カプール、マザリシャリフ、カンダハル等周っていく。
いくつか聞いたことのある街もあり、改めて地理を把握。
後半、著者はひどい下痢に苛まれ、食べることも難しくなる。
幾つかの下剤を試みるも改善せず、病院へ。
そのドクターにたどり着くまでも一苦労で、診断結果は「赤痢」である。
衛生面において、非常にルーズであり、店での食事も屋台でも買い物もリスクは避けられない。
日本で生活することが、どれだけ安心かがよくわかる。
実際には行くことのない国でしょうが、こういった書籍を読んで想像しながら読むと疑似体験を味わえて自粛生活においての娯楽になる。
東京近辺は9月いっぱいも緊急事態宣言は続きそうだ。
#アフガニスタン