スキマバイト 感想 タイミー等
最近では、単発でできる仕事紹介アプリが多数出ている。検索するとタイミー、ワクラク、ネクストレベル、ショットワークス、シェアフル等検出される。
雇用する側としては、面接もなし、社会保険へ加入させる必要もないので人事コストがかなりカットできそうだ。そして必要な時だけ時間単位で頼めるので無駄を省ける。(そのかわりどんな人材かわからないリスクはある、もちろん遅刻や無断欠勤もありうる。しかし、2度と来てほしくないスタッフに対してはブロックができるようだ)
就業する側も、面接を受けなくともエントリーさえすれば仕事ができてしまう。 (エントリーしても仕事につながらないものもあるが。ワクラクやタイミーでは一度もそういったことには遭遇していない個人的に。エントリーした時点で仕事が決定する仕組み。)
現代では、コミュ障、社会不適合者など週五日同じ場所に勤務することがきついと感じる人も少なくない。私個人でもそうだが、社内での人間関係(パワハラ、モラハラ、いじめ、飲み会)等は不得意である。そして、正規社員であれば多忙時は休出残業で社畜と化しメンタルも崩壊へと向かっていく。
上記のような観点でみれば、それほど無理せずに自分のペースで働けて、嫌な職場であれば今後エントリーしなければいいだけなので自由であり時代のニーズにはマッチしている。(ガッツリ稼ぎたい人には非常に効率は悪い)
タイミーだけを見てみると、前年比で経常利益が倍増傾向で登録者数も700万人を突破したらしい。(2024年前半で)今後ますます増加していくだろうし、仕事を依頼する企業も増える一方と考えるとこの企業の成長率は目を見張るものがあるだろう。 ランニングコストはそれほど変わらずに利用者・仕事量が増えれば収益は益々伸びる。
現状では、人気のある仕事の募集がかかると数分で埋まってしまう。 気に入った案件を登録しておけば通知が来るので、働きたい案件があればなる早で応募すべきだろう。 人気のある案件は顕著だ。(しかし、就業条件に色々細かい要件があるのできちんと確認してから応募しましょう)
逆に、人気のない避けたい案件においては埋まりきるのに時間を要している様子。 (相互評価システムなので、就労するたびに評価するのだが、エントリー前に過去経験者の感想や一言を覗くとその職場の様子が見えてくるので非常にありがたい)
企業の最大コストでである人件費を割くには、臨時雇用で無駄なく運用したい。今後、正規雇用はもちろん減少し、AIや自動化により人材必要量は減少する。
自動車の稼働率も10%といわれており(90%は車庫や駐車場)、カーシェアやウーバーでもいいのかな。人の感情による運転の素行悪さや、老齢による反応の鈍さ・判断力欠如、それらによる事故。そんなものも自動化が進んで減ってほしい。
ユートピア、ディストピア どちらに向かっているのであろう。。。どっちもかなと思う。
余談だが、アメリカでは2016年、労働年齢で10%の人がオンデマンドのゴーストワークを経験しているようだ。(「ゴーストワーク」とは、人類学者が生み出した、テクノロジープラットフォームを動かす目に見えない労働を指す用語です。インターネットを介して従事できるタスクベースのコンテンツ駆動型の仕事です。このような、いつ雇用契約を切られるかわからない非正規の使い捨て労働者がテクノロジー業界の裏側を支えている。)
正式な形で雇用されると、週休二日、大型連休年3回といったお決まりになり仮に生産がなくても出社せねばならない。 個人的には、閑散期であれば1ヵ月休暇も望むところだがガッチガチの日本の雇用形態では無理だろうな。
生産量に応じて、自由な長期休暇がとれるならそこに身を置きたいとも思う。 繁忙期になれば優先的にがむしゃらに働き、閑散期になれば違う仕事を見つけてスポット的に仕事をするもよし、のんびり過ごすもよし的な雇用をされたい。